この記事をまとめると
■クルマに積んでおきたい工具を紹介
■今のクルマはほとんど必要ないと言われているが、工業製品な以上油断できない
■購入する際はなるべく良いモノを選んだほうが信頼性が高い
持っておけば万が一の際に役立つこと間違いなし
1960年代の国産車に乗っていた年輩の方々に話を聞くと、当時はドライブに出かけるとき「弁当箱は忘れても工具箱は忘れるな」と言われるほど、クルマのトラブルは日常茶飯事だったらしい。それから50年。いまの国産車の信頼性は文句なしで、メンテナンスフリーが当たり前。
「工具なんて使ったことがない」という人だっているかもしれないが、クルマ好きとして最低限持っていたい工具はいくつかある。その代表的なものをここに挙げておこう。
十字レンチ
ホイールナットを締めたり・ゆるめたりするのに使うのが十字レンチ。
4方向に四つのソケットが付いていて、サイズは17・19・21・23mmという組み合わせが標準的。
車載工具にもタイヤレンチは入っているかもしれないが、車載のL型のレンチより、十字レンチのほうが使いやすくて力も入れやすい。1000円ぐらいで購入できる。
作業用ライト
点検整備をするときに、光が届きにくい部分がけっこうあるので、LEDの明るいライトがあると重宝する。
磁石やフックが付いているものだと、両手が使えて便利だ。
ニッパー、ラジオペンチ
ナイロンのタイラップ(結束バンド)を締めたり切ったり、配線の加工や、ホースのバンドを動かすのに、ニッパー、ラジオペンチ、プライヤーなどは用意しておきたい。
めがねレンチセット
一番使用頻度が高い工具のひとつ。クルマの部品はボルト&ナットで締結されているものが多いので、10mm~17mmぐらいまでの格サイズのめがねレンチセットは必携。
安物だとすぐにボルトをなめたりするので、ある程度いいものを選びましょう。
ドライバー(大・中・小)
プラスとマイナスの大・中・小のドライバーも必需品。
100均でも売っているが、固く締まったネジは外れないし、ネジ山を潰すことになるので、これもできればKTCやTONEなどの国産ブランド品を……。一生使えるはず!?
その他
六角棒レンチや軍手やガムテープ、あとはラチェットハンドルとソケットのセットもあると便利。
油圧ジャッキやトルクレンチも欲しいといえば欲しいが、こだわると切りがないのでまずはこの辺で!?