電気自動車が増えると「ガソリンスタンド」は当然危機! 6つのサバイバル戦略とは (2/2ページ)

車両の販売もガソリンスタンドの仕事に!?

3)カーシェアリングやサブスクリプション

 すでにコスモ石油が、クルマのサブスク「コスモMyカーリース」をはじめているが、今後は他のガソリンスタンドでも、カーシェアリングの拠点やサブスクサービスにも力を入れていくはずだ。

「コスモMyカーリース」の場合、頭金なしの定額制は当然として、ガソリンの割引や車検・メンテもガソリンスタンドで受けられ、それらの料金はコミコミになっているので使い勝手がいい。

 レンタカーの貸し出しなども考えられる。

4)コインランドリーやカフェ、コンビニなどを併設

 給油以外のサービスで集客を図るスタイルはすでにはじめているところが多い。これは今後ますます広がっていくことになるだろう。

5)車検やタイヤ販売、洗車などを強化

 これもすでに始まっているが、車検やメンテナンス、オイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換、洗車やコーティングなどの給油以外のクルマ関連事業の強化はガソリンスタンドの命題。

 洗車やコーティングは、専門の研修を受け、専用機材を揃えたプロのサービスをウリにしているところが増えてきている。

6)中古車販売

 その他、中古車販売など車両の販売などもガソリンスタンドの仕事になってくるはず。

 出光興産の木藤俊一社長の言葉を借りれば、「ガソリンスタンドの“スマートよろずや化”」というのが、ガソリンスタンドの将来像だと思っていい。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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