この記事をまとめると
■ここ数年で日本では旧車はすっかりブームとなった
■いまでは驚くほど高額になっているモデルも
■その背景にあるのがアメリカの25年ルールだと言われている
いまでは驚くほど高額になっているモデルも
さて、これから先、旧車の相場はどう動くのだろうか? どうやらアメリカで新たな動きが出てきたようだ……。
在りし日の雰囲気を味わうことができる、いわゆる旧車は年代によってその種類は幅広い。戦前や戦後間もない頃のクルマは、旧車というよりはクラシックカーという表現が正しいのかもしれない。
人々が旧車として親しみを持つのは、60年代~70年代の高度経済成長期、さらに80~90年代にかけてのバブル期に向かって突き進んだ経済拡大期に登場したクルマたちだろう。
そうした旧車に対して、ネオクラシカルといった呼び方も一般化してきた。日本では、ここ数年で旧車はすっかりブームとなり、衛星放送でレギュラー番組が組まれたり、芸能人の旧車愛好家が増えたりしている。
そんな旧車を買おうと思ってネット検索すると、「まさか、このクルマがこんな価格で!」と最近の市況に驚くユーザーも少なくないと思う。
その背景にあるのが、アメリカの25年ルールだと言われている。
R32GT-Rを筆頭として、日本の旧車が高値で売買され、海を渡ってアメリカで第二の人生を送っていることを、ユーザーの多くがネットニュースなどを通じて知っていると思う。
ここで改めて、25年ルールについて紹介しておく。正式名称は『輸入車セイフティコンプライアンス法』という。これは、1988年に施行された連邦法だ。