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「ミニカトッポ」に「アルトハッスル」! 「トール軽」バカ売れ前夜の「挑戦車」たち (2/2ページ)

「ミニカトッポ」に「アルトハッスル」! 「トール軽」バカ売れ前夜の「挑戦車」たち

この記事をまとめると

■軽自動車の主流となるトール軽の歴史を振り返る

■ボディの形はバリエーションに富んでいたが大きな成功はしなかった

■軽自動車が成功するための鍵は車内空間の広さにある

そもそもナゼ軽自動車はトール系の道を歩み始めたか

 2021年に国内で販売された新車の37%が軽自動車であった。さらに軽乗用車の50%以上は、全高が1700mmを上まわるスライドドアを備えたスーパーハイトワゴンになる。軽自動車の販売ランキングで1位になったN-BOX、2位のスペーシア、3位のタント、5位のルークスも、すべてスーパーハイトワゴンに属する。

 今に繋がるスーパーハイトワゴンの出発点は、2003年に発売された初代ダイハツ・タントだ。この時点では、全高は1700mmを超えるもののスライドドアは装着されていなかったが、2007年に発売された2代目には採用されている。左後部にはピラー(柱)を内蔵したスライドドアが備わり、右側は一般的な横開き式ドアであった。

 2008年の初頭には、スズキからパレットも発売され、両側に一般的なスライドドアを装着した。2011年には初代N-BOXも登場して、軽自動車ではスーパーハイトワゴンの売れ行きが急増した。

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