この記事をまとめると
■メルセデス・ベンツのVクラスに一部改良が入った
■全モデル、エンジンとミッションが変更された
■最上位モデルが追加された
プレミアムミニバンに新ディーゼルエンジン投入
言わずと知れた自動車メーカー、ドイツ御三家のひとつであるメルセデス・ベンツ。同社はセダンからハッチバック、SUVやワゴン、EVなどなど、ほとんどのタイプを網羅するクルマを取り揃えている。そんなメルセデス・ベンツにはもちろんミニバンも用意されている。それが「Vクラス」だ。
日本では少し大きめなボディとなるが、その分だけ車内も広く、プレミアムブランド仕立てのインテリアは評価が高いほか、走りも欧州車風味と言うこともあり、まさにプレミアムミニバンに相応しい1台なのだ。
そんなVクラス、今回の改良によって搭載されるエンジンが変更となった。
新モデルからは、全モデルに最新の2リッター直列4気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654」を搭載。最高出力163馬力(120kW)、最大トルク380N・mを発揮する。ディーゼルエンジンだが、新エンジンと言うこともあって振動や騒音は最新のテクノロジーによって軽減されている。
また、トランスミッションは全モデルに9速オートマチックトランスミッション「9G-TRONIC」を 採用。1速から9速までの変速比幅が広いことから、なるべく低いエンジン回転数で走ることができる。これにより低燃費化に貢献しているとのことだ。
そのほかの改良点としては、フロントドア下部から照射されるブランドロゴプロジェクターライトが全車標準装備となった。これは、夜間のドアの開閉の際に足元を照らすというもの。なお、フロントシートの太もも下部分の座面長を好みに応じて調整する機能も標準装備。より細かくドライビングポジションを設定することも可能になっている。