ユーザーの声に裏切られたクルマとは!?
トヨタFJクルーザー
アメリカからやってきた大きなSUVといえばFJクルーザーもある。並行モノが大人気で、正規販売を求める声が高まってディーラーで売るようになったものの、そうなると売れなくなるのはよくあるパターン。ないものねだりということだろうか。販売終了後に大人気とまではいかないが、中古車価格がジリジリと上がっていて、なんとも胸中複雑だ。
マツダRX-8
ロータリースポーツの復活と騒がれたものの、ターボでもないし、エンジンのベースは古いまま。スタイルもRX-7と比べるとピュアスポーツというよりも、GT的な感じがメインのスポーティカーといったほうがよかった。後席に乗り込むために観音開きというのもロータリースポーツを標榜するには微妙で、人気も今ひとつだった。それが今、稀有なロータリーモデルとして人気が出ている。
日産R33型GT-R
R32型から始まった第2世代のGT-Rの人気は凄まじいものがある。その凄まじさを物語るのがR33型も人気だということ。新車当時はデザインからして鈍重な感じで、R32型と比べると遜色があったのは事実。中古車価格もR32型、R34型の間に挟まれて安かった。それがしばらくすると、鈍重な感じがどっしりとしていてこれはこれでいい感じ、となって、今ではGT-Rとして立派な評価を受けている。見方を変えれば、ほかのGT-Rに引っ張られたとも言えなくもないが。