若者はクルマに「興味がない」わけじゃない! 一周回ってセダンやMTが新鮮という声も (2/2ページ)

ミニバンが当たり前世代にはセダンが新鮮!

 話は異なるが、いまどきの若者世代は、マイカーといえばミニバンが当たり前。いまの幼い子どもが描くクルマはミニバンばかりといった話も聞く。そのように身近にミニバンがある生活を送ってきたこともあるのか、トランクのついたセダンタイプのクルマも珍しいようで、興味を示しているとも聞く。古い世代では当たり前の存在であり、しかもいまでは廃れた存在だと思っているものが、若者世代には新鮮に映っているようなのである。

 しかし、だからといって3ペダルMTでトランクのついたモデルを出せば若者が飛びつくのかと思えばそうでもない。多様化する現在では若者すべてがMTやセダンに興味を示しているわけでもないのである。

 ただ、東京などの大都市と地方部では、若者の生活におけるクルマの存在というものは大きな違いがあるように思える。日常生活において移動手段が事実上自家用車しか存在しない地域は日本でも多い。そのような地域でも、移動の際は自分のクルマを持っている友達に頼る若者も目立つようだが、少なくとも都市部の若者よりはクルマが身近な存在なのは確か。MTやセダンはともかく、東京だけ見ているとさらに若者のニーズというものを逃してしまうのかもしれない。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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