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昭和にブイブイ言わせてた「おっさん走り屋」がカムバックして「なんじゃこりゃ」! いまどきスポーツカーの「衝撃必至」な進化ポイント6つ (2/2ページ)

昭和にブイブイ言わせてた「おっさん走り屋」がカムバックして「なんじゃこりゃ」! いまどきスポーツカーの「衝撃必至」な進化ポイント6つ

この記事をまとめると

■ガソリン車が消える前にもう一度スポーツモデルに乗ることを検討するクルマ好きは少なくない

■久しぶりにスポーツモデルに乗ると、昔のモデルとの違いに驚くことがある

■この記事では具体例を挙げて解説する

変速すると回転を自動で合わせてくれる!?

 若かりし頃、スポーツカーやスポーティカーを愛し、マニュアルミッションでブイブイ言わせていたオッサンが、ガソリン車がなくなる前にもう一度、ガソリンエンジンのスポーツカー、スポーティカーにカムバックしたい!! と考えたくなるのも無理はない。本当に、新車で乗るなら今しかないのである。

 ところが、70~90年代の国産スポーツカー、スポーティカーしか知らないオッサンが、現在の国産スポーツカー、スポーティカーにいきなり乗ったとすると、その進化、というより違いに驚くかも知れない。

 たとえば、昔のスポーツカーのエンジンは、ほとんどが高回転型。低回転域ではトルクが細く、MT車だと発進やノロノロ運転時には、ペダルワークに気を遣ったものだ。ところが、たとえば最新のトヨタGR86、スバルBRZに乗ったとすれば、2.4リッターに排気量アップされたD4-Sと呼ばれる水平対向エンジンは、約7400回転までスッキリ回る高回転型でありながら、低速域~中速域のトルクアップが果たされ、ATは当然として、MTでもじつに扱いやすく、走りやすくなっているのだ。それも、高回転のパンチを失わずに、である。

 MTの進化も著しい。一般的なMTでも、今は6速の多段タイプが当たり前で、なおかつ軽いタッチで操作できるとともに、シフト時のノイズまで低減。ガチャガチャしたシフトとはもはや無縁と言っていい。

 さらに、トヨタのi-MTである。カローラスポーツ1.2リッターのマニュアル車から、最新かつ本気のスポーツモデルであるGRヤリスのマニュアル車などに搭載されているのだが、トヨタとアイシンが開発したi-MT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)は、i-MTスイッチを押すことで、6速i-MTがスタンバイ状態になり、変速操作を行うとエンジン回転数を合わせるように制御。スムースな変速をアシストしてくれるのだ。つまり、久しぶりにMTに乗ったとしても、ギクシャクしないということ。とはいえ、オフにもできるところが、トヨタのスポーツカー、スポーティカーに対する考え方。そんなもん、いらない、というドライバーもいるわけで……。

 もう歳だから、スポーツカーやスポーティカーに乗るにしても、ATがいいかも知れない。でも、ダルいATはゴメンだ!! そんなドライバーも、現在なら心配無用。VWのDSGに代表される2ペダルのマニュアルミッションもあるし、なんとGRヤリスのダイレクトシフトCVTはパドルシフトも可能な10速!! スポーツシーケンシャルシフトマチックである。10速、ですよ~。これなら、CVTとはいえ、かなりダイレクト感ある走行性能が楽しめるというわけだ。

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