俊敏な走りが自慢! ポルシェデビューにぴったりなコンパクトSUV「マカンT」が登場 (1/2ページ)

この記事をまとめると

◼︎ポルシェのマカンに新グレードが追加

◼︎専用装備などが多く採用されている

◼︎価格も比較的手頃だ

モデル初となる「T」が登場!

 スポーツカーブランド、ポルシェはSUVを2台用意している。1台がフラッグシップSUVとなる「カイエン」だ。しかし、ボディサイズが大きいことから、小型なモデルである「マカン」が人気を博している。

 そんな「マカン」をベースに、エンジンなどの動力部からインテリアまでに手を入れたスペシャルなモデルが登場した。それが今回紹介する「マカンT」だ。

 マカンTは、これまで911や718に限定されていた「T」の名称を備えた最初の4ドアスポーツカーとなり、ポルシェでは1960年代以来、「T」の文字は、ダイナミックな走行に特化したモデルに与えられ、「ツーリング」を意味している。1968年に誕生したポルシェ911 Tのスピリットに忠実なマカンTには、ダイナミックなセットアップ、軽量な2リッターターボエンジン、アスレチックなデザイン、そしてスポーティなドライビングスタイルに適したデザインや操作性を実現している。ちなみに、マカンTはマカンとマカンSの間に位置付けられる。

 マカンTの2リッター4気筒ターボエンジンは、マカンSとGTSの2.9リッターV6ツインターボエンジンに比べ、フロントアクスルで58.8kg軽量化されており、優れた発進加速と最適なコーナリング性能を発揮する。

 最高出力195kW(265馬力)と最大トルク400N・mを発生するマカンTは、走りが楽しめるように各所にテコ入れを実施し、優れた動力性能を実現しているのも見逃せない。エンジンは他のマカン各モデルと同様に高速シフトの7速ポルシェドッペルクップルング(PDK)および4WDシステムのポルシェトラクションマネジメント(PTM)と組み合わせており、ステアリングホイールのモードスイッチとスポーツレスポンススイッチを含む標準装備のスポーツクロノパッケージを使用すると、静止状態から100km/hまで6.2秒で加速し、最高速度は232km/hに達するスペックを誇っているのだ。

 なお、マカンTは車高を標準モデルより15mm低く設定したポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を備えており、スチールサスペンションを標準装備する唯一のポルシェモデルというのも、この「T」の名に相応しい選択肢だ。


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