タイヤに目が行くけど外装も内装もイジりまくり!
展示車両のベース車は、かつて日本にも正規輸入されていた3代目ダッジ・チャージャーのステーションワゴン版である2代目マグナム(日本未導入)だが、当然そのままではこの巨大なタイヤ&ホイールを装着することはできない。佐藤代表によれば、サスペンションをリフトアップのうえ前後ともホイールアーチまわりをカットするなどの加工を施し、ようやくこの32インチサイズを収めたのだという。
見る者を驚かせるカスタムはこれだけではない。フロントマスクは現行2代目クライスラー300後期型のものに換装され、ルーフはキャンバストップ化。室内はシート・トリムを張り替えのうえ、鮮やかな赤とシルバーのアクセントでコーディネートされている。ラゲッジルームにはDIECOCK(ダイコック)のオーディオシステムをインストール済みだ。
そしてボディ全面にフレイムスのカスタムペイントが施され、さらにリヤまわりには仙台のエアブラシアーティスト・A-HANDのAyaさんによる妖艶な女性やおどろおどろしいドクロなどが描かれている。
単に超大径タイヤ&ホイールを装着しただけではない、職人の手による精緻な技の数々が随所に惜しみなく注がれているからこそ、一目見ただけで驚愕させ虜にするカスタムカーに仕上がっていることに、見れば見るほど気付かされ、やがて言葉を失った。