フェラーリ・マクラーレンをイジる! 億超えもあるカスタムスーパーカーはお金持ちの終着駅だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「ノビテック」はフェラーリやマクラーレンなどのスーパーカー専門のチューナー

■パーツやコンプリートかーは全てドイツTÜVの認証を受けている

■日本ではコンプリートかーを中心に販売し、その価格は約1億円〜となる

ドイツTÜVも認めた超弩級チューンドスーパーカー

 フェラーリやランボルギーニにマセラッティ、マクラーレンにロールス・ロイスに近頃はテスラまで。ただでさえ突き抜けた高性能&ハイパフォーマンスのスーパーカーを専門とするチューナーがある。それが「ノビテック」だ。大阪オートメッセでノビテックのブースを見て、これらチューンされたスーパーカーがズラリと並ぶ圧に、少しおっかないお店なのか? と思っている方もいるかもしれない。

 そもそもノビテックの母国はドイツで、ヴォルフガング・ハーゲドアンが創業。異なるのはそのチューニングの基準で、ノビテックが販売するすべてのパーツやコンプリートカーは、ドイツTÜVの認証を受けている。TÜVとは「Technisher Überwachungsverein」の略で、ドイツで工業製品が環境や人間に対して安全であることを精査・認証する第三者機関。パーツとして完成後の品質はもちろん、組んでからも、また生産過程でも適正かどうか、そして定期的な無作為抽出検査によって継続的にクオリティが保たれているかも、チェックされる。

 つまり、空力や取り付け強度、性能品質といった点でもお墨つきで、アウトバーンでビシバシ使えてしまう。だからノビテックのパーツなりキットなり新製品が出ると、ノーマルで0-100km/h加速が3.3秒だったものが3.1秒になったとか、最高速が330km/hから345km/hに伸びたとか、そんな話が事実ベースで記されている。

 そういう実証主義に基づいて、スペックが見える数値で上がってしまう。だからカスタムでも、単純に限界性能を引き上げるチューンでもなく、走る・止まる・曲がるという本来の性能の質を根こそぎ高める、いわばエンハンスをかける方向のチューニングなのだ。

 しかもノビテックのドイツ本社は、POV(Point of View)画像で、実際にドライブしている視線の疑似体験画像を公開している。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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ランニング
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