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ミニバンの鉄板オプションだった「後席の画面」が人気薄になったワケ (1/2ページ)

ミニバンの鉄板オプションだった「後席の画面」が人気薄になったワケ

この記事をまとめると

■最近のミニバンはリヤエンターテインメントシステムが重視されている

■しかしリヤの大画面ディスプレイは必須でなくなってきている

■理由はUSBポートの採用や人気コンテンツの変化にある

USBポートにタブレットを接続して使用している人が多い

 ミニバンの販売にあたり、販売する新車ディーラーが声高にアピールしていたオプションが、リヤエンターテインメントシステム。2列目シートから後ろの乗員向けに前席後ろ付近の室内天井部分に、収納式の大画面ディスプレイを装着したり、運転席&助手席のヘッドレストにそれぞれディスプレイを埋め込むなど種類はいくつかあるが、クルマで移動する際に子どもを飽きさせないためにアニメなどを見てもらうことができる便利装備となっていた。

 2022年1月に正式発売となった新型ノア&ヴォクシーでも14型の有機ELディスプレイがディーラーオプションとして設定されている。しかし、販売現場で話を聞くと以前ほどはミニバン購入における“マストオプション”ではないとのこと。

「未就学児童など幼いお子様向けとしてはまだニーズはありますが、お子様が小学生になると、いまではそれほど必要性を感じないお客様が目立っておりますね」とは現場のセールスマン。

 その理由を尋ねると、展示してあるミニバンへ案内してくれ車内のある装備を指さした。「いまどきのミニバンには乗員全員分をカバーできるほどのUSBポートが用意されております。小学生になられたお子様となりますと、このポートにタブレット端末を接続し、動画配信サイトや動画投稿サイトを見て車内で過ごすケースが多くなっております。

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