オーダーメイドで左ハンドル化も可能!? 同じような例は三菱自動車にもある。それが、ご存じ「エクリプス 」だ。
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エクリプスも生産工場は北米で、当時提携していたクライスラー(現在はステランティスの一部)との合弁企業であるダイヤモンドスターモーターズが製造する2ドアのスポーツクーペ。エンジンは2リッターターボの名機「4G63」を積み、4WD仕様もあった。非常にポテンシャルの高いモデルとして玄人筋には注目を集めていたのがエクリプスだ。
その日本デビューは1990年6月で、言わずもがなすべて左ハンドル仕様で販売された。その後、1995年には2代目モデルへとフルモデルチェンジ、1996年には4座オープンの「エクリプス スパイダー」が設定される。
2代目エクリプススパイダー 画像はこちら
さらに2004年にはフルモデルチェンジをしてV6エンジンを積んだエクリプススパイダーが日本上陸。結果として3世代にわたって、左ハンドル仕様の日本車として名を馳せることになった。
3代目エクリプススパイダー 画像はこちら
2006年あたりで販売終了となったエクリプススパイダーを最後に日本車の左ハンドル仕様は消えていた。
しかし、もしかすると左ハンドル仕様の日本車が日本に上陸しているかもしれない。それが「Nissan GT-R 50 by Italdesign」だ。
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スカイラインGT-Rとイタルデザインのそれぞれ50周年を祝うコラボレーションから生まれた50台限定のGT-Rは、量産GT-Rよりも長くてワイド、そして低められたボディを持つ。エンジンについても、ニスモチューンにより推定720馬力まで高められているというスペシャルなマシンだ。
このGT-R50 by Italdesignの仕様は、完全オーダーメイドに近いといわれ、ハンドル位置も右と左のいずれも選べるという。はたして日本からオーダーした人物が存在するのか、いたとしてどちらのハンドル位置を選んだのかは明らかになっていないが、もし日本に上陸するとしても左ハンドルになっている可能性は高いといえる。日産 が日本向けに展示したプロトタイプでさえ左ハンドルだったのだから……。
Nissan GT-R50 by Italdesignリヤ 画像はこちら
現時点では日本の自動車マーケットは世界第3位の規模となっているが、年々シュリンクしているのは事実。はたして、日本市場が縮小していく中で、左ハンドルの日本車が輸入されるような時代はふたたびやって来るのだろうか。