この記事をまとめると
■大阪オートメッセにスバルが出展
■関西では初となる「E-RAコンセプト」が展示された
■スバル初のグローバルEV「ソルテラ」のSTIモデルなども展示
1000馬力のEVコンセプトが関西に上陸
2月11日(金・祝)から13日(日)までインテックス大阪で開催されている「第24回大阪オートメッセ2022」。4号館にあるSUBARU/STIブースでは、STIが開発中のレーシングEV「STI E-RA1」のコンセプトモデル「E-RAコンセプト」が、物々しささせ感じさせる圧倒的な存在感で来場者を待ち構えている。
年内に国内サーキットを含む走行実験を重ねたのち、2023年以降にニュルブルクリンク北コースでのタイムアタックを実施。ラップタイム6分40秒への挑戦を最初の目標としているこのマシンは、蓄電量60kWhのリチウムイオンバッテリーに加え、ヤマハ発動機より供給を受けるハイパーEV向けギヤ・インバーター一体式の大トルク高回転型モーターを4基搭載し、各輪を個別に直接駆動。
走りの楽しさを最重視した独自のトルクベクタリング制御と組み合わせるこのシステムの最高出力はなんと1088馬力に達するという。
このシステムは将来のFIA E-GTレギュレーションに盛り込まれており、ボディやシャシー、エアロダイナミクスも同カテゴリーへの参戦をにらんで開発されていることと思われる。今回展示されているのはモックアップだが、今後の実車公開と走行テスト、そして実戦投入を期待せずにはいられない。
そしてもう1台の目玉は、2021年11月11日に世界初公開された、スバル初のグローバルEV「ソルテラ」をベースにした「ソルテラSTIコンセプト」。STIを象徴するチェリーレッドがあしらわれた前後左右のロアスカートや20インチアルミホイールが装着されており、ベース車以上にマッシブで、かつスポーティなルックスに仕立てられたこのモデルは実車が公開され、内装も覗けるようになっているため要注目だ。
そのほか、STIパーツを満載した新型BRZとWRX S4の「STIパフォーマンス」を出品。フレキシブルタワーバーなどSTI独自のチューニングパーツ単品やグッズ類も豊富に展示されているので、ぜひ隅々までチェックしてほしい。