軽ではダイハツ・ムーヴがフルモデルチェンジ
ミニバン以外の売れ筋カテゴリーには軽自動車がある。2022年の中盤から後半には、ダイハツ・ムーヴがフルモデルチェンジする。今のダイハツの軽自動車では、タントとムーヴキャンバスが売れ筋で、価格帯も高い。そこで次期ムーヴは、130〜140万円の割安なグレードに重点を置く。その一方で、ロッキー&ライズに搭載されたeスマートハイブリッドの軽自動車版も、約20万円の価格アップとなる150〜160万円で次期ムーヴに搭載する。
2022年4〜5月には、日産と三菱が共同開発した軽自動車サイズの電気自動車も登場する。三菱版のプロトタイプは、東京オートサロン2022で公開された。いずれもプラットフォームは新設計で、駆動用リチウムイオン電池の容量は20kWhだ。1回の充電で170〜200kmを走行できる。価格は補助金を差し引いた実質負担額が200万円以上とされ、買い得グレードの売れ筋価格帯は220万円前後だ。
このほかシビックは、インサイトを廃止してハイブリッドを加え、スポーツモデルのタイプRも登場する。マツダは、直列4気筒と6気筒エンジンを縦方向に搭載する後輪駆動のマツダ6を投入する可能性が高い。
このように2022年は、ミニバンや軽自動車などの実用指向から、スポーティなシビックタイプRやフェアレディZ、上級セダン&ワゴンのマツダ6まで、さまざまな車種が発表される。