狭い行き止まりに突っ込んじゃっても安心!
4)リバースアシスト
4つ目は、道路の約84%が道幅平均3.8mの狭い市町村道となっている日本にこそ、「あってよかった!」と思うこと必至の機能、BMWの1シリーズや3シリーズなどに搭載されている「リバースアシスト」という機能です。日本では、狭い道なのに一方通行ではなく、対向車がきてしまうとすれ違うのはちょっと無理、という道も多いですよね。
昔はこんな時、腕の見せ所とばかりに頑張って(時には半泣きになりながら)、バック走行をしたものですが、この「リバースアシスト」があればもうそんな必要はありません。走ってきた直近50mの軌跡を記憶しているので、画面の指示にしたがって指でタッチしていくだけで、自動で自車が来た道をそのとおりにバックで戻ってくれるのです。待避できるスペースもなく、バックするのはかなり不安、面倒という時に助かる機能ですよね。
5)クライメイトコンシェルジュ
5つ目は、男女や大人と子供、座席の前後左右などで変わる、車内の快適温度をそれぞれに合わせて整えてくれる、レクサスの「クライメイトコンシェルジュ」という機能。例えば高速道路を南に向かって午前中に走っている時には、助手席に座っている人にばかり直射日光が当たり、運転席の人は快適なのに、助手席の人は暑くて仕方がないという状況になりがちです。そういう、座った位置ごとの快適性を検知して、4座独立温度調整オートエアコン、シートヒーターやベンチレーター、ステアリングヒーターなどを自動で調整してくれるのが、レクサスクライメイトコンシェルジュ。
レクサスLSの場合は、最大13個のセンサーで乗員の体の表面温度などを検出して、全身で心地よいと感じられる温度にしてくれます。暖めすぎや冷やしすぎもなくし、無駄なエアコンの動作も止めて省エネにも貢献。とっても賢いですよね。これで、夏場に女性はブルブル寒さに震えているのに男性は汗をかいている、なんて状態もなくなるはずです。
ということで、少し前の感覚では夢のようなことができるようになっている、最新の便利機能。「そこまでしてくれるのか」と、やや人間を甘やかしすぎていると感じる人もいるかもしれませんが、これもすべて、安全運転だったりドライブをもっと楽しんでもらうため、という開発者の皆さん達の願いでもあると思います。これからも、どんな便利機能が誕生するのか注目していきたいと思います。