この記事をまとめると
■タイヤの選び方がいまいちわからないという人は少なくない
■タイヤのサイドにはいくつかの表記が記載されている
■それぞれの意味について詳しく解説する
偏平率が大きいほど厚みが増す
タイヤは消耗品であり、定期的に交換する必要があるというのはご存知だろう。快適性だけでなく、安全面でも大切なことなのだが、実際に選ぶとなると細かいことはわからないという方は多いのではないだろうか。知り合いからも「みんな同じに見えて、結局は予算に収まる範囲で言われるがまま決めた」という声をよく耳にする。せいぜいこだわるのはCMでよく流れているスタッドレスの銘柄ぐらいかもしれない。確かにすべてゴム製の黒い輪っかに見えてしまうし、細かい性能などは興味や知識がないとよくわからないのは仕方がない気もする。
さらによくわからないのが、タイヤのサイドに書いてある表記。今回は基礎知識&マメ知識として、基本となるサイズについて解説しよう。同じように見えるタイヤも当然サイズというものがある。簡単に言ってしまえば、軽は小さいし、フルサイズのSUVでは大きくなる。4本のタイヤだけでボディを支えているのでサイズが違うのは当然で、それもあってまずはサイズについて知っておきたい。
サイズ表記は235/55R18などというもので、/とRを挟んで3つの数字が並んでいるのが一般的だ。最初の3ケタ(235)が幅で、ミリが単位。そして/の次が偏平率と呼ばれるもので、幅に対して横から見た際の厚みがどれぐらいのパーセントなのかを表している。実際の測定はホイールに組み付けた状態で、指定の空気圧で測られる。偏平率が大きければ厚みが増すし、小さいと薄い見た目になる。低偏平タイヤというのが今や主流でよく耳にするが、偏平率が低いことで薄くなるため、見た目がかっこいいとされている。もちろん性能的には薄いのにしっかりと支えなくてはいけないので、さまざまな要件が求められる。