アストンマーチンなどの自動車メーカーも該当
最初の条件は、過去7年間に少なくとも5年間、王室向けに商品やサービスが提供されていることが挙げられている。どうやって、商品提供やサービスを開始するのかは、正式な記載がなく詳細は不明だ。その上で、ザ・ロイヤル・ワラント・ホルダー協会に正式な申請を行い、専門委員会で審議される。2022年については、申請は5月から6月まで受付される。
ロイヤル・ワラント・ホルダー(取得者)にはどのようなものがあるのか? 日本で馴染みがあるものでは、衣料品とアクセサリー部門で、バーバリー、バブアー、そしてDAKSがある。食品や酒類では、マルティーニ、モネ、コカ・コーラ、ジョニーウォーカー、ケロッグ、ネッスルなどだ。
自動車メーカーでは、アストンマーチン、ベントレー、ジャガー・ランドローバー、そしてヴォクソールとなる。
このように、コカ・コーラのように本社が英国以外にある企業がある場合もある。また、ロイヤル・ワラントというと、高級品というイメージが強いが、コカ・コーラやケロッグはもとより、輸送サービスではDHLがあるなど、普段の生活の中でクオリティが高い商品やサービスに対する認証制度であることが分かる。
一般消費者にとっても、ロイヤル・ワラントは、英国王室による品質保証の裏付けにより、商品やサービスに対する安心感が高まることにつながる。