いいクルマなので狙い目の掘り出し物でもある
スズキSX4セダン
スズキとフィアットの共同開発で誕生したコンパクトクロスオーバーSUVである初代SX4。スイフトと共通のプラットフォームを持ちながらも、より欧州テイストの強いモデルとして、コアな人気を獲得したほか、一時期は世界ラリー選手権(WRC)参戦のベース車にも選ばれるほどのポテンシャルも見せていた。
そんなSX4をベースとしたセダンモデルがデビュー翌年の2007年に登場。アクティブなイメージのハッチバックモデルとは打って変わって非常にシンプル、悪く言えば地味なモデルとなっており、ハッチバックモデルに設定されていた2リッター仕様も用意されていなかった。
そのため、年輩のユーザーか警察車両として導入された車両を極まれに見かけるレベルの知名度であり、中古車サイトの掲載台数も5台ほど。2万キロ台の低走行車でも車両価格20万円台と激安となっている。
スバル・インプレッサXV
スバルXVと言えば、コンパクトなサイズのクロスオーバーSUVモデルであり、スバルが得意とするシンメトリカルAWDによって(2WDモデルもあるが)見た目にそぐわぬ高い走破性を持ち合わせていることで安定した人気を誇っているモデルだ。
そんなスバルXVであるが、じつはその前身モデルとして「インプレッサXV」なるモデルが存在していたことはあまり知られていないかもしれない。
このモデルは3代目インプレッサをベースとしたもので、2010年6月のインプレッサシリーズ一部改良のタイミングで追加されたもの。しかし、2012年1月には早々に生産を終了し、わずか1年半ほどしか生産されなかったモデルなのだ。
そのため中古車サイトでの掲載台数は15台ほどとごくわずか。2010年代の車両で人気のクロスオーバーSUVタイプであるにもかかわらず、総額50万円前後で狙える車両も多いといった状況なのだ。