エアロパーツは見た目とともに実効空力を追求
まずはエクステリアから見ていこう。専用デザインの前後バンパー/フロントグリル/リアウイング/アルミホイールに加えて、ボディ同色化されたフェンダーアーチ/ロアガーニッシュ、更にはヒカリモノが抑えられたライト/エンブレムなどにより、熱血系とは違ったクールスポーツを演出。ちなみに前後バンパーはこれらは単なる意匠変更だけが目的ではなく、空気の力を味方につけて操縦安定性を高める効果を備えた「機能部品」だ。
インテリアは専用のブラック×レッドアクセントでコーディネイトされたシート、ステアリング、シフトノブなどの採用により、スポーツだけでなくプレミアムな印象もプラスされているのがわかるだろう。
フットワークは専用チューニングのサスペンションを採用。ちなみに昨年発売されたフィット・モデューロXは安全・運転支援デバイスの影響でスプリング変更ができずダンパーチューニングのみだったが、ヴェゼルはダンパー/スプリング共に専用品を採用することができたそうだ(車高変化はなし)。更に専用アルミホイールはサスペンションの一部と言う設計思想で“しなり”をコントロールすることで接地面圧を高める効果を持つ。タイヤはノーマルから変更はなく、225/50R18サイズのミシュラン・プライマシー4を履く。
正式発売時期/価格は現時点ではハッキリしていないが開発業務としては完了しており、現在市販化に向けた適合/準備などを行なっている最中だと言う。価格はフィット・モデューロXがベース車+44万円だったが、ヴェゼルでは果たしてどうなるか?