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クルマのブレーキを踏んだら「キー!」と不快な音が出るように! 誰にでも起こりうる「鳴き」の理由と対策とは (2/2ページ)

クルマのブレーキを踏んだら「キー!」と不快な音が出るように! 誰にでも起こりうる「鳴き」の理由と対策とは

この記事をまとめると

■ブレーキペダルを踏むと「キー」という音が出ることがある

■ブレーキパッドとローターの当たりが悪いなど、いくつかの原因が考えられる

■それぞれの対策方法について解説する

ケミカルやグリースで解決することも

 運転していて不快なのがブレーキの鳴き。ペダルを踏むとキーと音がするというのが代表的な症状。ただ、鳴くクルマと鳴かないクルマがあったりと、すべてのクルマに出るというわけではない。

 まずなぜ鳴くかというと、ブレーキパッドとローターの当たりが悪いから。密着具合がよくなく、振動が出るというのが原因で、最近では素材はよくなっているため、社外品を使用したときに鳴くことが多い。

 いずれにしても対策としては当たりを適正にしてやることが重要だ。そのためにはローターを点検して、摩耗によってレコードラインと呼ばれる大きな溝ができていないか。また、表面が熱によってうねっていないかを確認する。研磨で修正はできるが、費用もけっこうかかるので、厚みが限界を超えていた場合も含めて新品に交換したほうが手っ取り早い。

 パッド側の対策としては角を面取りすると当たりがなだらかになっていいとされるが、その分が減ってしまえばまた直角に当たるようになるので、初期馴染み対策としては効果があるものの、鳴き対策としてはあまり効果がないように思う。

 一番簡単にできて効果があるのは、パッドの裏に専用の鳴き止めケミカルやグリースを塗ること。バッドを押しているピストンとバッドの間が振動するのも鳴く原因のひとつなので、なにかしら塗ってやることでクッションとなって振動を抑えることができるというわけだ。

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