この記事をまとめると
■クルマを買う際は年収の30%以下くらいの予算で選ぶと生活に無理が出ない場合が多い
■残価設定ローンは気軽にクルマに乗れるがデメリットも大きい
■年収が「300万円、500万円、800万円」の3つの段階で選べる車種を紹介
収入毎に分けると、いったいどんなクルマが買えるのか
今は残価設定ローンが普及して、年収の割に高価格のクルマを買う(正確には使う)ことも可能になった。
しかし、残価設定ローンは借金による危険負担が大きい。残価を除いた金額をローンで返済するため、月々の支払い額が安い代わりに、常に多額の債務を負担する。返済する速度も遅いから、自分の過失で全損事故を起こすと、車両保険に加入していても債務が残る場合がある。
また、自分が無過失で追突されたときでも、損傷の程度が大きいと「事故歴」になってしまう。返済期間満了時に車両を返却する場合、精算が発生することがある。その損失までは加害者に請求するのは困難だ。
こういったことを考えると、一番安全な買い方は現金購入になる。そこも視野に入れて「年収別のベストな新車」を考えたい。一般的に経済的な負担に無理が生じない買い方は、税込み年収の30%以下とされる。多くても50%以下だ。この割合を指標にして、無理なく購入できる魅力的な車種を考える。
■年収が300万円以下
年収が300万円とすれば、30%以下だと90万円だ。この金額だと新車を見つけにくいが、2021年12月に発売されたアルトは、低価格の割に走りがしっかりした良いクルマになった。
しかもアクセサリー(スズキのホームページの最下段からアクセスできる)として用意されているバンパーやボディサイドの後付け外装パーツがカッコイイ。
※画像はHYBRID X
グレードはA(94万3800円)のブルーメタリックを選び、アクセサリーの外装パーツや汎用アルミホイールを装着すると、100万円以下のクルマには見えない。新型アルトがカッコ良くなったから、このような遊び方も成り立つ。