モチーフは全国47都道府県の県花
ナンバープレートと言えば、ひと昔前までは「白地」や「黄色地」に、緑や黒で数字が書かれているシンプルな物が一般的だった。
しかし、ここ最近は各都道府県の名産や観光地をプリントした「地方版図柄入りナンバー」や、ラグビーW杯2019や東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を記念したナンバープレートなどを発行しており、人気となっている。公道を走るクルマには必ずつけなければいけないナンバープレートが故に、色などが選択できるのは個性を発揮できるだけでなく、愛着も湧くのでいいことばかりだ。
そんなナンバープレートに2022年4月頃から新しいデザインが追加されることが決定した。
それが、「新たな全国版図柄入りナンバープレート」だ。今回は昨年9月まで交付されていたオリンピックナンバーに続く第3弾ということで、日本全国で交付される物となる。
デザインは、145作品の公募から選出された、新潟県に在住の山田 遥太(やまだ ようた)さんの考案で、「日本全国47都道府県の県花をモチーフとしました。植物は円環の象徴であり、枯れても再び綺麗に花を咲かせます。『日本を元気に!』というコンセプトをもとに、それを植物の成長と捉えてデザインしています。また、全国の花をモチーフにしているので、『日本全体で立ち上がろう』という意味も込めています」と語ってくれた。
訴求ポイントとしては、「国民に広く定着し、子供から大人まで広く愛され、親しまれるようにデフォルメを効かせたデザインとしているほか、ひとつひとつの花を人々の思いにたとえ、集まることで大きな団結力を生むことを表現しています。また、右肩上がりのデザインとすることで、上昇と復興を表しているほか、夢や希望を意味するように虹に見える配色と配置にしています」とのこと。
フルカラー版のナンバープレートは「1000円以上(100円単位)の寄付をすると入手することが可能なほか、モノトーン版も選ぶことが可能になる。寄付金がない場合も選ぶことはできるが、その場合はモノトーン版のみとなるのでご注意を。なお、クルマの購入時に選択できるほか、既存のナンバープレートとの交換もできるので、今の愛車をこのナンバープレートに付け替えることもできるのだ。
この機会に自分の愛車を、オシャレなナンバープレートでドレスアップしてみてはいかがだろうか。