昔ならした人でも過去の常識が通用しないものも! 危険と隣り合わせのクルマのDIYメンテ5つ (2/2ページ)

オイル交換にも落とし穴が潜んでいる

電装品

 バッテリーの問題は別として、電装品でやってしまいがちなのが、ヒューズなしでの装着。ちゃんとしたキットではあればヒューズが回線に入っているが、安いものだと付いていないことも。しっかりと付けて、配線の取り回しを確実にすればいいと思うかもしれないが、なにが起こるかわからないのも事実。

 万が一ショートしたら、ヒューズが入っていれば飛んで保護してくれるが、入っていないと発火することもある。車両火災の原因のひとつとも言われるだけに、念入りに付けたい。

オイル交換 その1

 オイル交換もDIYの筆頭格的なメニューだ。汚れたオイルを抜いて、新油を入れてやるのはメンテナンスをやってあげた感がある。抜いて入れるだけなのだが、落とし穴は潜んでいる。

 まずはドレインボルトの締め具合。緩いと漏れるだけでなく、脱落して抜けてしまいエンジンがオシャカになることも。一方、締めすぎると次に交換するときに緩まないだけでなく、ネジ山をなめてしまうこともある。オイルパンのネジ山をなめると修復がかなり大変だし、費用もかかる。

オイル交換 その2

 オイル交換で陥りがちなのがもうひとつある。それが量の判断ミス。スティックを抜いて見たとき、ふたつのラインの間に油面があれば問題なしだが、慣れないと見にくいことも。

 少ないのは付いていないのでわかりやすいが、多いとラインを大きく超えてしまい付いていないように見えてしまうことがある。そうなると、さらに入れてしまうことも。コツとしては取り扱い説明書を見てオイル量を把握しつつ、少ない状態からこまめにスティックを抜いて点検すること。さらに少しずつ足していけば、ラインが見えてくるのでわかりやすい。目分量で一気に入れて点検だと間違えやすい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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