クルマ好きでも知らないマイナーさ! 見かけたら幸運レベルの国産激レアハイブリッド車3選 (2/2ページ)

ハイブリッドのコンパクトハッチを6速MTで操る楽しさ

トヨタ・クラウンセダン マイルドハイブリッド

 プリウスでストロングハイブリッドの最先端を行っていたトヨタが、2001年にクラウン ロイヤルサルーンに追加したのが、マイルドハイブリッド仕様だ。

 モーターのみでの走行も可能とするストロングハイブリッドに対し、マイルドハイブリッドはあくまで主役はエンジンで、モーターはアシストに回るのみ。そのため、走行中は常にエンジンが始動しているというのがストロングハイブリッドとの大きな違いとなっている。

 そんなマイルドハイブリッドをビジネス仕様のクラウンにも流用したのが、クラウンセダン マイルドハイブリッドである。3リッターエンジンに組み合わされたロイヤルサルーンに対し、クラウンセダンは2リッターの1G-FE型がベースとなっており、公用車やタクシー、ハイヤー用途で使われることを前提をされていた。

 ちなみにクラウンセダンには兄弟車としてクラウンコンフォートとコンフォートが存在しているが、マイルドハイブリッドが設定されていたのは上級車種扱いのクラウンセダンのみとなっていた。

ホンダ・フィットハイブリッドRS(6速MT)

 ホンダのコンパクトカーとして知られるフィットは、2代目のモデル途中の2010年8月からハイブリッドモデルが追加された。当初は1.3リッターエンジンとモーターを組み合わせた仕様のみとなっていたが、2012年5月に実施されたマイナーチェンジ時に1.5リッターエンジン+モーターを搭載した「フィットハイブリッドRS」を追加。

 これはガソリンモデルに設定されていたRSと同じく、RS専用のエアロパーツを備え、RS専用色のサンセットオレンジIIを用意したほか、ハイブリッド専用装備として「3モードドライブシステム」を搭載。これはモーターアシストの特性を変えることで、「SPORTS」、「NORMAL」、「ECON」の3つの走りの性格を切り替えるシステムとなっていた。

 また、フィットハイブリッドとしては歴代唯一の6速MTを設定。ハイブリッドの低燃費とRSの走り味、そしてフィットが持つ使い勝手の良さを一度に味わうことができるモデルだったのだが、登場からわずか1年3か月後の2013年8月には3代目へフルモデルチェンジとなり、短期間しか販売されていないのである。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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