この記事をまとめると
■2022年は初代プリウス誕生から25年目を迎える
■その過程で誕生した激レアなハイブリッドカーをピックアップ
■6速MTで操れるモデルも存在する
ハイブリッドカーに激レアマシンは存在するのか?
1997年に世界初の量産ハイブリッド自動車となるトヨタ・プリウスが登場してから今年で25年。今では軽自動車からSUV、そしてトラックなどの働くクルマでも一般的となったハイブリッド車であるが、その歴史の中にはレアでマイナーなハイブリッド車も存在していた。
そこで今回は、初代プリウスが登場してから25年の間に生まれたマイナーな国産ハイブリッド車をピックアップしてご紹介してみたい。
スズキ・ツイン ハイブリッド
ツインという車名のとおり、ふたり乗りのシティコミューターとして2003年に販売を開始した同車。2735mmという圧倒的に短い全長を持つ軽自動車として、ここ最近ではその価値が見いだされて中古車価格が上昇している1台だ。
そんなツインは、当時のスズキの軽自動車にはおなじみのK6A型エンジンを搭載していたのだが、じつはこのエンジンとトランスミッションの間に最大出力5kWのモーターを搭載し、エンジンをアシストするハイブリッドモデルが設定されていたのだ。
このハイブリッドモデル、バッテリーはシート後方のラゲッジスペースに搭載されていたのだが、このバッテリーはバイク用の鉛蓄電池を改良したもので、それを8個直列したものとなっていたのはさすが二輪車も手掛けるスズキといったところ。しかし、もっとも安価なガソリンモデルの2倍以上の価格ということもあってほとんど売れなかった。