この記事をまとめると
■シートベルトにある丸い樹脂は「ストッパータング」と呼ばれているもの
■シートベルトのバックルに差し込む側の金具が落ちないように支える役目を担っている
■もし割れてしまったら純正部品を取り寄せてDIYで取り付けするといい
ストッパータングは小さな部品だけど重要な役割がある
シートベルトについている丸い樹脂、アレの名称を知っているだろうか?
アレは「シートベルトバックルストッパー」とか、「シートベルトストッパーボタン」「バックルストッパーボタン」などと呼ばれているもの。トヨタの純正部品を見てみると、「STOPPER TONGUE」と書かれているので、どうやら「STOPPER TONGUE」が正式名称のようだ。
それにしても「STOPPER TONGUE」=「ストッパータング」?
「TONGUE」とは、英語で「舌」のこと。牛タンの「タン」だけど、あの樹脂のボタンが「舌」に見える人はいないのでは、と思った人もいるだろう。
ご心配なく。この場合、「TONGUE」とは、あの樹脂のボタンのことではなく、シートベルトのバックルに差し込む側の金具=「タングプレート」、略称「タング」のことを指しているので、「STOPPER TONGUE」といっても決しておかしくはないはずだ。
ところでこの「ストッパータング」、消耗品とはいえないが、樹脂でできているため半永久的に使えるものではない。ベルトが弛んでいる状態でドアに挟んでしまったりすると、割れてなくなってしまうことがしばしばある。
ちっちゃなオマケのようなパーツだが、これがなくなってしまうと例の金具=「タング」が下まで落ちてしまうので、クルマに乗ってベルトを装着するときに、手を伸ばさないと「タング」を掴むことができないのでけっこう不便……。
もし割れてしまったり、なくなってしまったら、部品だけ買って自分で取り付ければOK。トヨタの純正部品なら1個100円前後で、工具なしで誰でもワンタッチで取り付け可能。
他のメーカーでも純正部品がでているはずだが、汎用部品も通販ならたくさんの種類から選べる。手芸用品にも似たようなパーツがあり、なかには洋服用のボタンで代用している人もいるようだ。純正でこのストッパーがついていない車種もあるが、DIYで後付けすると重宝するはず。
ちなみにシートベルトの色の種類は意外に多く、100色ぐらいあるらしい!
できれば「ストッパータング」もベルトの色に合ったものを購入した方がいいだろう。