今でも手に入るファッション業界とのコラボモデルも!
以上は買えない、あるいは中古車でしか手に入らないファッションブランドとコラボしたクルマ、輸入車だが、現在も手に入れられるファッションブランドとコラボしたクルマがある。
それがシトロエンC3セントジェームス。1889年にモン・サンミシェルのあるノルマンディ地方で設立されたブランドであり、時代を超えて愛されているフレンチカジュアルの定番だ。
そんなセントジェームスとコラボしたのがC3で(シトロエンはファッションブランドとのコラボ好きだ!)、ルーフとCピラーにはブルーとレッドのセントジェームスステッカーがアクセントとして貼られ、フロントドアやシフトノブ下のセントジェームスバッジ、ドアハンドルのアクセント、専用フロアマット、ハンドブックケースなどが特別装備として彩られている。
なお、新車で買える1.2リッターガソリンターボEAT6、5ドアハッチバックモデルがベースのC3セントジェームス仕様の価格は、272.5万円となっている。そうそう、2019年のセントジェームス130周年のアニバーサリーイベントでは、モン・サンミシェルの記念式典会場までのゲストの送迎車に色とりどりのシトロエン2CVが用意されたというぐらいで、シトロエンとの関係は今に始まったわけではないのである。
ここまで、イタフラ車ばっかりだったが、いやいやファッションの国でもある英国にも、ファッションブランドとコラボしたクルマがある。直近では、2021年秋冬コレクションとして、THE MINI STRIP(co-)created Paul Smithがある。
2021年8月12日にロンドンのポール・スミス旗艦店、No. 9 Albemarle Streetにて初披露発表された、たった1台の、3ドアのMINI Cooper SEをベースに必要最低限のフレームなどを残しつつ、本質部分にまで手を入れたカスタムメイドであり、ほかのコラボモデルとの大きな違いは、従来のレザーやクロームに代わってコルク、ゴム、再生プレキシガラスなどのリサイクル可能素材や再生可能な素材を使用し、むき出しでシンプルかつ高級感のある美しさを実現しているところである。
このほかにも、イタリア勢としてランボルギーニとイタリアのファッションブランド、ヴェルサーチがコラボした2008年のムルシエラゴLP640−4クーペ ヴェルサーチェ、2020年にはランボルギーニと世界的ファッションデザイナー山本耀司がコラボしたアヴェンタドールS “dressed” by Yohji Yamamotoが、東京・六本木のランボルギーニTHE LOUNGE TOKYOで世界初公開されている。