レースシーンに欠かせない名物的チームも
以上、タバコブランドのスポンサーカラーを中心に紹介してきたが、F1ではマクラーレシンの“ボーダフォン”(通信会社)やWRCではランチアの“アリタリア”(航空会社)や“マルティニ”(酒/飲料)の人気が高い。2006年以降はタバコ広告が制限されたことから、飲料やエンジンオイル、コンピューター、IT、電気機器メーカーなど様々な企業がメインスポンサーとして各チームの最新マシンを彩るようになっていった。
ちなみに、国内レースシーンで人気の高いスポンサーカラーといえば、スーパーGT/JGTCならインパルの“カルソニック”やトムスの“カストロール”などがファンの間で定着。スーパーフォーミュラ/フォーミュラニッポンなら、ナカジマレーシングの“PIAA”を思い浮かべるファンも多いのではないだろうか?
この辺りはファンの世代や興味のあるカテゴリーによって好みのスポンサーカラーは異なってくるはず。近年のモータースポーツファンなら、F1の影響で“レッドブル”のカラーリングに愛着を持つ人も少なくはないだろう。
このようにマシンのスポンサーカラーは、ファンの人気を左右する重要な要素で、2022年も国内外のモータースポーツで華やかなマシンが活躍するに違いない。