輸入車ではポピュラーな購入方法
このような、見込み、あるいは先行発注というものは、納期遅延が深刻ないまでも行われている。あるメーカー系ディーラーで年明けに確認してもらうと、某人気軽自動車では、7台程度となるが2月配車分の見込み発注車のなかで、希望車種とボディカラーの車両があるので、これならば事業年度内(3月末まで)に納車できるとの説明を受けた。
いまは、日系メーカー車であっても、在庫販売(海上輸送中のものも含む)が原則となる輸入車を買うノリとかなり似ている部分もあり、「同色、同グレードが見込み発注車のなかにあるのですが、オプションが少し多くついているけどどうしますか?」といった案内をセールスマンがしてくる。そして、その追加オプションが許容範囲内ならば購入を決めるといった、輸入車販売の世界では比較的ポピュラーな買い方が、納期をできるだけ短くする買い方となっているのである。
ディーラーとしては、より短い納期の新車を売りたいので、希望より多くオプションがついていれば、その分値引きで調整してくれることも多いようなので、とにかく買う側も柔軟な判断ができれば、大騒ぎするような納期遅延を避けることも可能となる。
販売現場では、とにかく新車購入を足踏みさせるようなトピックスばかりがいまは氾濫しているので、それらを打ち破るように値引き条件もかなり良くなっているので、考え方を変えて柔軟に動けば、かなり買い得な時期となっているのは間違いない。