今でも世間でまことしやかに信じられている! クルマにまつわる都市伝説5つの真実 (2/2ページ)

マニュアルモードについてもクルマへの負担はない

マニュアルモードはATやATFに負担がかかる

 こちらもエンジンブレーキに近い印象ゆえだろうが、シフトをダウンすると回転が一気に上るので、負担は大きそうに思いがちだ。ただ、通常は自動なのを手動で行っているだけで、メカ的には負担はない。もちろん、内部に充填されているATFについても同じだ。急加速時などの負担を考えれば、マニュアルモードでの変速は軽いものである。

エンジンオイルは3000km/3カ月毎に交換

 資源や費用の問題は別として、毎月替えるなど、もちろんこまめに交換する分には問題はない。とはいえ、適正なインターバルで考えると、その昔は3000km/3カ月毎や長くても5000km/半年毎と言われていたのは事実。それを今でもアピールしているガソリンスタンドや修理工場もある。最近のクルマの指定は1万kmを超えていて、時間的にも1年毎だったりする。

 これはギリギリのラインとして、余裕をもたせても7〜8000km毎程度で問題ないし、時間は1年毎で十分だ。早めに交換してもらったほうが商売的にはいいので、昔ながらのインターバルが今でも喧伝されているのだろうが、オイルやエンジンの質、メカ的な仕組みも大きく変わっているので、それほど早く交換する理由は今やない。ただシビアコンディションに該当する場合は早めに交換したほうがいい。またオイルフィルターはオイル交換2回に1回の交換だったのが、現在はオイル交換毎ごとに交換だ。

新車購入後すぐにワックスをかけてはダメ

 お手入れ好きの間では昔からよく言われていること。理由としては塗られたばかりでまだ完全には乾燥していないのでワックスをかけると油分によって塗装にダメージがあるから。確かに昔の塗装は完全乾燥までに時間がかかったので、正しかったかもしれない。

 では今はどうかというと、溶剤は最少限で硬化剤で固めるので完全乾燥までが短い。さらに言ってしまうと、水性塗料に置き換わっているので、ワックスの影響も受けにくい。そもそも手元に納車された時点で、塗ってからけっこうな時間が経っていたりもする。ただ、補修で塗った場合はワックスをかけてはダメなこともあるので、作業をお願いした業者に確認するといい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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