あくまで基本はスーパーカー
他メーカーのクロスオーバーSUVは、クロスオーバーSUVにメーカーのキャラクターを重ねているのに対し、ウルスはスーパーカーにクロスオーバーSUVのキャラクターを重ねたとも言える攻撃的なフォルムこそが他のクロスオーバーSUVとは一線を画すポイントと言えるのではないだろうか。
もちろんスーパーカーらしいルックスに恥じない動力性能も魅力のひとつで、650馬力/850N・mを発生する4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速3.6秒、最高速305km/hとスーパーカーの名に恥じないポテンシャルを持ち合わせているのだ。
他のランボルギーニとは異なり4枚のドアと1つのテールゲートを持ち、座席は4名(もしくは5名)分、エンジンはフロントフード内に収まり、プラットフォームは同じフォルクスワーゲングループのポルシェ・カイエンやアウディQ7にも使われているものと同じということで、一歩間違えれば凡庸な高級クロスオーバーSUVになってしまいそうなところだが、そこをランボルギーニらしいデザインを貫いたことで唯一無二の存在感を実現している。
そんな一本筋の通ったところこそ、多くのセレブがこのクルマを選択する要因のひとつではないのだろうか。