この記事をまとめると
■お金があっても手に入らない激レア中古国産車が存在する
■不人気がゆえに現存数が少ないことが理由
■海外での評価は悪くなかったモデルもある
「欲しい!」と思ってもそうそう手に入らない激レアクルマとは
最近の人気国産車は軒並み中古車価格が跳ね上がっており、昔憧れたあのクルマに乗りたいと思っても簡単に手が出ない価格となってしまっている。
しかし、なかにはお金をいくら積んでもそもそも中古車市場にほとんど流通してこない車種というのも存在している。それも台数限定で販売されたスペシャルモデルではないにも関わらずだ。
今回は、そんなお金があってもなかなか購入できない激レア国産中古車をピックアップしてご紹介しよう。
1)日産 ルキノクーペ
現在はその名前が途絶えてしまった日産サニー。晩年のイメージは年輩ユーザーの多いセダンというものだったが、じつは歴代モデルに2ドアクーペが存在していたことをご存じだろうか。
メインターゲットは北米市場であった2ドアモデルだが、日本国内でも6代目では「サニーRZ-1」、7代目では「NXクーペ」、そして8代目にはこの「ルキノクーペ」が実質的なサニーのクーペモデルとしてラインアップされていたのだ。
1994年に登場したルキノクーペは、正式名にこそサニーはつかないもののフロントマスクはほぼサニーのままとなっており、エンジンラインアップもサニーと同等となっていた。
97年のマイナーチェンジでは1.6リッターながら175馬力を発生するSR16VE型エンジンを搭載した「VZ-R」が追加されるが(セダンには設定なし)、総生産台数は100台弱とも言われており、レアなルキノクーペのなかでもさらにレアな1台となっているのだ。