アメリカ人も独特な呼称を用いている例が多い
道路インフラに目を移すと、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアというのも和製英語の一種だ。英語圏ではレストエリアと呼ばれる。
そもそも海外で日本のように、まるでショッピングモールのようなサービスエリアがあるケースは、韓国や東南アジアなどの一部の国や地域と限定的であり、一般的に欧米のレストエリアは、その名の通りトイレがある程度の簡素な施設がほとんど。日本のように飲料の自動販売機もないことが多い。
そのほか、モータースポーツについてはとくにアメリカで日本や欧州とは違う名称が多い。
たとえばスリングショット。これは、前車に近づいて気流と負圧を使って追い越しをかけるスリップストリームのことである。
また、NASCARなどでレース中のアクシデントでボディにダメージを受けた際、ピットで応急措置でダッグテープを貼る、という表現がある。これは日本でのガムテープで、アメリカで販売されている商品名の一種だ。
日本での和製英語のように、ところ変われば、さまざまな呼称があるものだ。