モデルチェンジで「宇宙人」が「犬」になった!
そんな特徴的なルックスのストーリアではあるが、モータースポーツベース車の「X4」というグレードが存在しており、搭載されるパワートレインは120馬力を発生する713ccの直4ターボエンジンにフルタイム4WD、5速MTという組み合わせとなっていた。
この中途半端な排気量は当時のラリー参戦を目的としたもので、ターボ係数をかけても1リッター以下のクラスに参戦できるようにと、あえて軽自動車用のエンジンをベースに排気量を拡大したものが採用されていたのである(トヨタ デュエットには同等のグレードは存在しない)。
そして、2001年12月にはマイナーチェンジが実施され、フロントマスクを大きく変更。ヘッドライトは涙袋的な膨らみがプラスされ、特徴的だったエアインテークは一般的なグリルへと改められた。この後期型フロントマスクがどことなく犬を思わせることから、後期のストーリア/デュエットのことを”犬顔”と呼称するようになったのだ。
なお、この後期型、当時のトヨタ車と似通ったルックスになったこともあって、”トヨタ顔”と呼ぶユーザーもいるが、当然ながらどちらの呼称もオフィシャルなものではない(前期型はCMでも宇宙人が登場していたが)のでご注意を。