「宇宙人顔」がモデルチェンジして「犬顔」に! 謎の愛称で呼ばれたクルマの正体とは? (2/2ページ)

モデルチェンジで「宇宙人」が「犬」になった!

 そんな特徴的なルックスのストーリアではあるが、モータースポーツベース車の「X4」というグレードが存在しており、搭載されるパワートレインは120馬力を発生する713ccの直4ターボエンジンにフルタイム4WD、5速MTという組み合わせとなっていた。

 この中途半端な排気量は当時のラリー参戦を目的としたもので、ターボ係数をかけても1リッター以下のクラスに参戦できるようにと、あえて軽自動車用のエンジンをベースに排気量を拡大したものが採用されていたのである(トヨタ デュエットには同等のグレードは存在しない)。

 そして、2001年12月にはマイナーチェンジが実施され、フロントマスクを大きく変更。ヘッドライトは涙袋的な膨らみがプラスされ、特徴的だったエアインテークは一般的なグリルへと改められた。この後期型フロントマスクがどことなく犬を思わせることから、後期のストーリア/デュエットのことを”犬顔”と呼称するようになったのだ。

 なお、この後期型、当時のトヨタ車と似通ったルックスになったこともあって、”トヨタ顔”と呼ぶユーザーもいるが、当然ながらどちらの呼称もオフィシャルなものではない(前期型はCMでも宇宙人が登場していたが)のでご注意を。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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