オシャレなウッドパネルは国産車でもブームになっていた!
2)日産 セドリックワゴン/グロリアワゴン
現在では消滅してしまった日産の高級セダンであるセドリック/グロリア。このモデルには伝統的にステーションワゴンも設定されていたのだが、フルモデルチェンジごとに新型になることなく、ワゴン(とバン)モデルのみ長いモデルライフを誇っていたのも特徴のひとつ。
そんなセドリックワゴン/グロリアワゴンの最終型となるのが1983年に登場したWY30型だ。このモデルはハードトップとセダンがY31型にフルモデルチェンジを実施しても販売が継続され、結局Y34型が登場する1999年まで生産が続けられたロングセラーモデルだった。
そんな同車には、ボディサイドに張り付けるウッドパネルのデカールがオプションとして設定されており、フロントフェンダーからリヤクォーター、そしてリヤゲートにまでほぼボディ前面に貼り込まれる大きなものだった。それだけに車両の印象を大きく変えてくれるものとなっており、未だに装着車は高い人気を誇っているのだ。
3)ホンダ シビックカントリー
シビックの名前が付いた初のステーションワゴンとして、そしてホンダ初の本格的なステーションワゴンとして1980年に登場したシビックカントリー。2代目シビックをベースに誕生したモデルであるが、実は先行して販売されていたシビックバンがベースとなっている。
そんなシビックカントリーは、もともとリヤゲートに木目調パネルが標準装備となっており、ボディサイドに備わるものはオプション設定となっていた。
ただし、シビックカントリー発売記念として、1500台限定でボディサイドの木目調パネルも標準装備としたことで、その後に購入したユーザーもオプションとなったサイドパネルを続々と購入したというエピソードがあるほど。この辺りは商売上手というほかないだろう。