反則金も科される!
しかし、上掲のような事故や歩道走行等のトラブルが多発することを踏まえ、2021年12月中にも違反走行に対する交通反則切符(青切符)の交付を始めるというアナウンスがあった。青切符が切られるような違反は、信号無視や一時不停止、歩道通行など、交通ルールとしてごく当たり前の部分。
違反が見つかった場合は、原付と同じように違反点数が加算され、反則金も科される(例:一時停止違反 違反点数2点 反則金5000円。歩道通行=通行区分違反 違反点数2点 反則金6000円)。車両の整備不良なども対象になる予定だ。
一方で警察庁の検討会は、時速20km以下の電動キックボードに関しては、免許不要とした上で16歳未満の使用を禁止する最終報告をまとめている(12月23日)。さらに最高速度を時速6kmに制御できる場合は、歩道や路側帯の走行も可という緩和策も! これらの改定案は、年明けの通常国会に提出される予定だが……。
上手に使えば次世代モビリティーとして、自由かつ便利に活用できる電動キックボードだが、マナーの悪さが目立ってくると、他の乗り物のようにルールで縛られ、フリーなツールとしての魅力を失ってしまう。これ以上、取り締まりや規則が厳しくならないように、本気でマナーアップに目覚めてくれることを望みたい。