ピアッツァやS110シルビアなどツウ好みのクルマも!
3)日産フェアレディ240Z
作中、チューニングの神様と呼ばれた「ナベさん」こと渡辺俊光が選んだクルマが、フェアレディ240Z。
もともと輸出用の2.4リッターエンジン、L24を国内仕様にも載せたのが240Zで、Gノーズとワイドフェンダーがついた240ZGは当時の国産車では最速の一台。
チューニングの神様だけあって、強化した四輪ディスクブレーキを装着し、ブレーキチューンの重要性を指摘したり、風洞実験まで行なってエアロを追求。一方でストリートチューンとしてバン用のミッションに手を加え、加速重視のセッティングに。
4)トヨタ・セリカXX(MA61)
前半の山場、キャノンボール・トライアルで、メカドックのチューニングマシンとして登場。
速さより耐久性、燃費が大事だとして、当初エンジンチューンにストップがかかるが、ボアアップ+ツインターボ、バルブの拡大、パワーインジェクター、(当時、スポーツキャブに対してEFIが武器になると描かれていた)、ニトロ(NOS)キットなどでフルチューン。このセリカXXで『ニトロ』の存在を知った読者も多かったはず。
ブレーキも強化されているところに、先進性を感じる。
・その他
那智の双子の弟、那智徹のチューンした日産シルビア(S110)のパトカーや、ツインエンジンの初代いすゞピアッツァ、ホンダシティターボⅡ(ブルドッグ)、マツダシャンテ(ロータリーターボに改造。RE雨宮の雨宮シャンテがモデル)など、けっこう渋い車種も登場していた。