この記事をまとめると
■教習所を出て免許を取ってもすぐにはスムースに運転できない
■実際に運転すると暗黙のマナーや忘れがちなルールが存在することに気がつく
■今回は知っておくとよりスムースに運転できる5つの項目を紹介する
路上でしか学べない暗黙のマナーもある!
免許は持っていたけどずっとペーパードライバーだったり、転職して毎日クルマ移動をするようになったりと、あまり運転に慣れていない人が頻繁に運転をするようになると、周囲のクルマの動きや、ドライバーからの合図などを見て「今のなに? どういう意味?」と理解できないことってありますよね。地域ごとの暗黙のルールのようなものも存在しますが、それとはまた違って、熟練ドライバー同士なら自然と「そういう意味ね」と理解でき、スムースに運転ができるようなマナーというのが出来上がっています。
それを知らないと、せっかく道を譲ってくれているのに分からなかったり、慣れているドライバーから「迷惑なヤツ」と思われたりする可能性もありますので、今回はそんな、街乗りをする際に知っておいた方がいい運転マナー&ルールをご紹介したいと思います。
1)パッシング
1つ目はパッシングの使い方です。コンビニなどの駐車場から道路に出る時や、右折レーンのない交差点で右折待ちをしている際などに、対向車が速度をゆるめてチカチカっとパッシングをしてくれたら、それは「曲がっていいよ」「出てきていいよ」という合図。昼間なら軽く手を上げて「ありがとう」を表明したり、夜間なら同じように短くパッシングを返して、ありがたく曲がらせてもらいましょう。
この意味を知らないと、相手のドライバーからすると「せっかく入れてやろうと思ったのに」とガッカリすることに。いつ誰がこうしてパッシングをして譲ってくれるかわかりませんので、よそ見をしたりせず、しっかりと対向車の様子を見ているようにしましょう。また、この時にお礼のつもりでクラクションを鳴らす人がいますが、それは実はルール違反です。むやみにクラクションを鳴らすと罰則を取られる場合もありますので注意してくださいね。
2)横断歩道を渡ろうとしている歩行者優先
2つ目は、信号のない横断歩道では、もし渡ろうとしている歩行者がいたら停止し、歩行者を渡らせてあげるのがルールです。最近は停止しないドライバーが多いことが問題視され、取り締まりを強化している地域もあり、歩行者が横断歩道に一歩でも足を踏み入れた後に通過しようとした車両は、違反となってしまうことがあるので注意が必要。
また、前走車がいる場合には横断歩道の手前で急に停止する可能性があることを予測しておきましょう。どんな時でも、横断歩道が見えたら速度をゆるやかに落とし、歩行者がいないかどうか気をつけながら走るのがマナーです。