この記事をまとめると
■マセラティのヘリテージの保護を目的にマセラティ・クラシケが設立された
■マセラティ・クラシケは、ミストラル3700を同部門として初めて公式認定した
■公式認定以外にもレストアや廃番パーツの再生産などによるサポートを実施する
公式認定のありなしで商品価値が大きく変わる!
2020年9月、新時代のマセラティの幕開けを告げるイベント「MMXX:Time to be Audacious」にて始動がアナウンスされた「マセラティ・クラシケ」。マセラティのヘリテージやヒストリックモデルを保護し、それを後世へと残すことを目的に設立された。
そんなマセラティ・クラシケが、1969年3月に製造されたミストラル3700を、同部門として初めて公式認定した。このマセラティ・ミストラルは、マセラティが保有するすべての歴史的アーカイブや資料と照合され、また、同時に300項目以上にわたる点検で車両の徹底的な検証が行われ、オリジナルであることを認定したという。
マセラティの公式認定プログラムは、20年以上前に製造されたモデル以外にも、MC12やクワトロポルテ・リミテッドエディションなどの最近発売された特別モデルにも与えられ、マセラティによる細かいリペアや定期点検のためのメンテナンスサービス、カーケアサービスなども含まれている。
また、マセラティ・クラシケは、ヒストリックカーやリミテッドモデルの公式認定以外の主要な業務として、すでに廃番となった補修部品をオリジナルの設計図をもとに製造するなどのスペアパーツの管理やレストア作業の支援も行う。
ヒストリック・マセラティ乗りにとっては頼もしい存在となることは間違いなさそうだ。