この記事をまとめると
■道路交通法は日本で公道を走るときのルールを定めている
■「ながら運転」や「あおり運転」の罰則強化が記憶に新しいように、改正されることもある
■道路交通法の内容の変更について、情報を得る方法を解説する
「ながら運転」や「あおり運転」の罰則強化が記憶に新しい
日本で公道を走るときのルールを定めているのが道交法(道路交通法)であることはいうまでもないだろう。赤信号で止まる、追い越しは右からといった基本から、速度違反や駐車違反の根拠まで道交法で定められている。日本は法治国家であるから、警察などによる取り締まりというのは道交法に則って行なわれている。
そんな道交法は時代変化に合わせて進化している。最近では、運転中にスマートフォンなどを手で保持した「ながら運転」時の罰則が強化されたり(2019年12月)、いわゆる「あおり運転」における罰則強化(2020年6月)といったりした改正がされているのは印象深い。
とはいえ、法律であるから「改正されたことは知らなかった」では済まされない。はたして、ドライバーはどうやって道交法改正を知ればいいのだろうか。はたまた政府がしれっと道交法を改正したりしていることはないのだろうか。
あらためて、近年の重要な道交法改正について整理してみよう。
2017年3月 運転免許更新時の高齢者講習の義務化
2017年3月 準中型免許の新設
2019年12月 「ながらスマホ運転」の罰則強化
2019年12月 運転免許証の再交付要件の緩和
2020年6月 あおり運転(妨害運転)に対する罰則の創設
さて、あなたはすべて把握しているだろうか。
免許証を持って運転している限り、こうした改正を知らなかったということは認められない。クルマを公道で運転できる資格というのは安全に走ることのできるドライビングテクニックに加えて、最新の道交法も身につけている必要があるというのが建前だからだ。
そうはいっても、知らぬ間に改正されても困ると思うのも正直な感情だろう。