オーバーフェンダーはオシャレ&ハイスペックの証!
2)ダイハツ タフト(2代目)
2020年におよそ36年ぶりに名前が復活したタフト。先代モデルとの直接的な繋がりはないものの、軽自動車のクロスオーバーSUVとして人気を集めるモデルとなっている。
そんなタフトにはSUVらしく樹脂のフェンダーが採用されているのだが、その形状はフェンダーアーチだけを覆うものではなく、前後ともバンパーコーナーまでを一体とした(部品的には分割されているが)ものとなっており、フロントはフォグランプ、リヤは反射板が埋め込まれる形状となっているのだ。
また、樹脂フェンダーに繋がるボディラインは一度くぼみが付けられていて、オーバーフェンダーのような張り出し感を演出している点も特徴的。それによってボディサイズに制限のある軽自動車でありながら、大型SUVのような迫力のあるスタイルを実現している。
3)ミニ
1959年のデビューから2000年の生産終了まで、41年という長きにわたって継続生産がなされてきたクラシックミニ。オリジナルモデルは10インチのタイヤに幅の狭いトレッドを採用しており、フェンダーにはメッキモールが備わるだけだった。
しかし、1984年にフロントにディスクブレーキを採用するとトレッドが拡大され、従来のボディからタイヤがはみ出してしまったため、樹脂製のオーバーフェンダーを装着したものがリリースされるようになった。
もともとモータースポーツなどで活躍していたミニにはオーバーフェンダーが装着されていたケースも多かったのだが、メーカーがそれを市販モデルに採用した稀有な例と言えるだろう。
その後はターボエンジンを搭載し、フェンダー一体型のエアロパーツをまとったミニERAターボや、13インチホイールを装着し、より大型のオーバーフェンダーを標準装備したスポーツパックリミテッドなどもリリースされている。