この記事をまとめると
■樹脂製のフェンダーを装備していたクルマを振り返る
■ただ貼り付けただけではなく、機能などをしっかり持たせている
■スポーツモデルに採用されていたが、通常モデルでもそれが採用された例もある
賛否両論の樹脂フェンダーが似合ってたクルマを振り返る
樹脂フェンダーというとSUVの無骨なイメージを増幅させるワイルドなアイテムとして近年多くのモデルに採用されているもの。
しかし、先日発表された新型スバル WRX S4は、ハイパフォーマンスセダンでありながら樹脂フェンダーを採用し、樹脂フェンダーの新たな魅力を打ち出している。
そこで今回は、すでにリリースされている車種の中から樹脂フェンダーが特徴的な車種をピックアップしてみたい。
1)三菱 コルト ラリーアート バージョンR
2002年に三菱のコンパクトカーとしてリリースされたコルト。それまでのミラージュの跡を継ぐモデルとして登場したのだが、ミラージュに設定されていたホットモデルは当初用意されていなかった。それからおよそ4年後、満を持して登場したのがコルト ラリーアート バージョンRである。
プレーンな印象のコルトのイメージを一変させる、アグレッシブなデザインのフロントバンパーやボンネットダクトなどが備わったラリーアート バージョンRは154馬力を発生する1.5リッターターボエンジンを搭載し、ミニランエボといった迫力のエクステリアを持っていた。
そして15mm拡大されたフェンダーには、あえて無骨な無塗装樹脂のオーバーフェンダーを装着し、一目で分かる「ただ物ではない感」を醸し出していたのである。