筆者が初めてアメリカを訪れた、1989年2月から3月にかけては、“Bon Jovi(ボン ジョヴィ”の“BORN TO BE MY BABY”がどこへ行ってもラジオでヘビーローテーションされていた。ほかには、デビー ギブソンの“Lost In Your Eyes”や、バングルスの“Eternal Flame”なども、クルマを運転する時にラジオを聞いているとよくかかっていた。
フロリダ州マイアミビーチ市にあるユースホステルに到着し、チェックインの手続きをしている時に、受け付けの女性が「Wait!」と急に言ってきた。なんのことやらと思っていたら、聞いていたラジオ番組でボン ジョヴィの“BORN TO BE MY BABY”がかかりだしたと思いきや、音量アップしたのである。結構筆者としてはインパクトの大きい出来事だったので、その後筆者もレンタカーを運転していて、“BORN TO BE MY BABY”がかかると大音量にする癖がついてしまった。
ある時は、夕食をとりにホテル近くの日本でも有名なファミリーレストランまでクルマを走らせ、食事を済ませてホテルへ戻ろうとした時、結構深夜になっていたのだが、ラジオから“BORN TO BE MY BABY”が聞こえてきたので、ボリュームアップし、さらにフリーウェイに入り、“ロサンゼルス周遊の旅”のように、ぐるりと一周してホテルに帰ったこともある。