この記事をまとめると
■2021年11月の新車販売ランキングが発表された
■総合ランキングでは久しぶりにホンダN-BOXが首位
■登録車ではトヨタ・カローラがトップとなっている
久しぶりにホンダN-BOXが首位!
自販連(日本自動車販売協会連合会)から登録車、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)から軽自動車の、2021年11月単月のそれぞれ通称名(車名)別新車販売ランキングが発表された。
軽自動車も含んだ(含軽統計)総合ランキングでトップとなったのは、久しぶりにホンダN-BOXとなった。いずれも前月比でみると、N-BOXが208%、ダイハツ・タントが226.8%、スズキ・スペーシアが170.8%と、売れ筋のハイト系リヤスライドドアモデルの数値が際立って高まっており、ほかにもダイハツ・ムーヴ(キャンバス含む)、ダイハツ・タフト、ダイハツ・ミラ、スズキ・ジムニー、スズキ・アルト、ダイハツ・キャストなどが前月比で100%を超えている。
ダイハツ系の存在が目立っており、軽自動車メーカーのなかではサプライチェーン混乱の影響を受けていたダイハツの生産状況の回復基調が目立っており、ホンダやスズキは売れ筋モデルの増産に力を注いでいるようにも見える。
一方で日産デイズや同ルークスは、いままで比較的サプライチェーンの混乱による納期遅延の影響も少なく好調に販売を続けてきたのだが、いよいよ完成車在庫状況がきつくなってきたようで、12月上旬に発注しても納車は2022年4月以降という話も出てきている。同じ工場で生産されている三菱eKシリーズも同様と考えていいだろう。
登録車ではカローラが約1.3万台を販売しトップとなっている。セダン、ツーリング、スポーツはサプライチェーンの混乱による影響の大きいトヨタのなかでも、比較的納期が短めに推移しているなかで、カローラクロスの販売台数が上積みされた結果といえるだろう。