90年代のスポーツカーなどは納得できる金額で加入できる可能性も
もし、10年ぐらい乗り続け、車両保険が新車時の10分の1ぐらいになってしまったら、そろそろあちこち故障箇所が出てくる時期でもあるので、よほど思い入れでもない限りは、クルマそのものの買い換えを検討してもいいだろう。
ただし、1990年代の国産スポーツカーのように、最近中古車価格が高騰してきているクルマは別。
中古車の場合、同じ車種、同じ年式、同じグレードの車の市場流通価格に準じて車両保険金額が算出されるので、これから新たにその時代のスポーツカーを購入する人なら、車両保険も納得できる金額で加入できる可能性もある。
問題はワンオーナーで新車時から20年、30年乗っている人の場合。
たとえば、1994年式のスカイラインGT-R(R32)だと、今年の車両保険が30万円。次回の更新では25万円までといわれてしまったケースも耳にしている。
R32の現在の中古車平均価格は630万円ぐらい。R34だと1600万円以上といわれているのに、万が一のとき、車両保険が全損や盗難でも中古車相場の10分の1ぐらいしか出ないとなると、納得できないし不安も大きい。
実際、こうした古いクルマで事故を起こすと、必ず揉めることになるので、車両保険の見直しはかなり重要なポイントだ。そうした高額な古い人気車種の車両保険対策については、また別の機会に紹介したい。