この記事をまとめると
■歴代カローラのなかから影に埋もれがちなカローラを紹介
■トヨタよりカローラのほうが知名度が高い国もある
■意外と走りがアツいホットなモデルもある
トヨタは知らなくてもカローラは知ってる人がいる程の影響力
カローラといえば日本を代表する大衆車である。その名が初めて用いられたのは1966年で、軽自動車プラスα程度の性能を備えたトヨタのエントリーモデルであるパブリカと、当時は中型車であったコロナの間を埋める小型セダンとして登場した。高速走行もこなせる1.1リッターエンジンと、マイカーに憧れるユーザー層の虚栄心を適度に満たす設えで大人気を博し、のちに世界で愛される存在となった。
国によっては発音しにくいトヨタの社名よりも、カローラという車名のほうが浸透したという逸話もあるくらいで、そのネームバリューは圧倒的だ。そんな通りのいいカローラの名にあやかろうと、カローラ○×△といったいわば派生車種が多々存在したのも良く知られるところだろう。
セダン市場の終焉も懸念されるなか、昨今では小型クロスオーバーのカローラクロスが本家を凌駕するほどの人気を誇っており、また今やコレクターズアイテムと化しつつある「AE86」ことレビンだって正式にはカローラレビンだし、その兄弟車であるスプリンタートレノも元を辿ればカローラの2ドアモデルの名称がカローラスプリンターで、そのスプリンターが単独車種として独立してからさらに派生したモデルということになる(ややこしい)。