e-SMART搭載のロッキーにも注目!
2)ダイハツ系
そもそも、スズキとダイハツは3日から積極的に初売りを展開していたのだが、その理由が、「ライバル(スズキならダイハツ、ダイハツならスズキ)が初売りするから」と店頭でセールスマンから聞いたことがある。そのため、ダイハツ系ディーラーでも軽自動車のお買い得車が初売りでは目立っている。
新車だけではなく、届け出済み未使用軽自動車やディーラーで短期間社用車として使っていた中古車なども、買い得価格で用意されるかもしれない。
タントなど売れ筋がメインとなるが、在庫次第ではミラ トコットや、新型アルトを意識してミラ イースなどの買い得車もあるかもしれない。
ダイハツ系ディーラーの初売りの目玉は、一部改良でシリーズハイブリッド“e-SMART”搭載車を追加設定したロッキーとなるだろう。もちろん量販の期待できるトールなどもねらい目である。
3)日産系
看板車種のノートやノート オーラは、日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したので、これをメインにして、納期も早めで値引き拡大しているセレナや、フルモデルチェンジの近いエクストレイル、さらに意外によく売れている、軽自動車並みの予算で買えるマーチあたりが初売りでは注目車種となりそうだ。
とくにセレナは、ライバルのトヨタ・ノア&ヴォクシーの新型が2022年1月13日正式発売、新型ホンダ・ステップワゴンが2022年1月7日にジャパンプレミアされるので、それらが登場する前に大幅値引きで受注を取ろうとしてくるだろうから、狙い目である。
4)ホンダ系
新型ステップワゴンは1月7日にジャパンプレミアとなるが、正式発売は春ごろとされているので、実車展示はまだまだ先になりそうだ。N-BOXをメインに、ヴェゼルやフィットをメインに初売りは推してきそうである。
ただ、現行ステップワゴンの在庫や、2021年中に生産終了したオデッセイの在庫があれば、“お年玉特価”が提示されそうなのでねらい目である。新型ステップワゴンに興味のある人は、初売りで様子を探り、気に入れば早々に注文を入れて、納期遅延をできるだけ回避することも可能である。
国内販売トップのトヨタ系ディーラーでは、6日もしくは7日あたりから仕事始めとなるが、年明け早々は新型ノア&ヴォクシーの予約受注に奔走することになるだろう。とくに正式発売の1週間ほど前に新型ステップワゴンのお披露目(発売は2022年春予定)があるので、できるだけ早く受注に結び付けたいはすである。
セレナもモデル末期となり、値引きが拡大しているだけでなく、在庫に余裕があり短期間での納車が可能となっているので、ノンビリと構えていると、購入希望客をどんどんステップワゴンやセレナに取られてしまうことになるからである。