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普通に買った人が怒りたくなるほどお得な特別仕様車! じつはメーカーの苦肉の策だった (2/2ページ)

普通に買った人が怒りたくなるほどお得な特別仕様車! じつはメーカーの苦肉の策だった

この記事をまとめると

◼︎特別仕様車を用意する理由を解説

◼︎ライバルがマイナーチェンジや新型を出すと設定されがち

◼︎特別仕様車の有無がそのクルマの人気度を示す指標になる

特別仕様車を設定するメリットとは

 2021年11月に、カローラはグローバル販売累計5000万台を記念する特別仕様車を設定した。セレナも特別仕様車のXVエアロを用意している。これらの特別仕様車は、既存のグレードに人気の装備を加えて、価格を割安に抑えたものだ。

 たとえばセレナXVエアロは、XVをベースに文字どおりエアロパーツを加えている。セレナにはエアロパーツを装着するグレードとして、以前からハイウェイスターが用意されたが、この価格はもっとも安いハイウェイスターVでも307万100円だ。それが特別仕様車のXVエアロは、289万3000円に収まる。ベース車となった標準ボディのXVは273万6800円だから、XVエアロは15万6200円高いが、ハイウェイスターVに比べると17万7100円安い。

 つまりXVエアロの特徴は、ハイウェイスターのようにエアロパーツを装着しながら、価格を290万円以下に抑えたことだ。

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