売れに売れたり5000万台! ニッポンの宝カローラをマニアライターが語り尽くす (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トヨタ・カローラシリーズのグローバル累計販売が5000万台を達成した

■歴代モデルを乗り継いだカローラマニアのライターがカローラへの思いをつづった

■長く乗り続けられるよう耐久性に優れたクルマ造りが世界累計販売5000台万を支えている

初めて運転したカローラは超アンダーパワーだった

 トヨタ・カローラシリーズのグローバル累計販売が5000万台になったとのこと。そこで、30年以上にわたり歴代カローラを乗りついできた筆者のカローラへの思いをつづりたい。

 筆者が初めてカローラセダンのステアリングを握ったのは、1979年にデビューした4代目1500GL。いわゆる”お買い得グレード”となり、間欠ワイパー、トランクオープナー、ファブリックのシート表皮に分割式ヘッドレストなど、DX(格下グレード)より装備内容がよく、SE(ラグジュアリーグレード)より少し装備が少なかった。

※画像は1500SE

 搭載されていた3A型1.5リッターエンジンは昭和53年排出ガス規制の影響もあり、アンダーパワーが際立っていたのをいまも記憶しているが、それ以外の完成度はかなり高いものであった。何の変哲もない3ボックスデザインだったのだが、ジウジアーロがデザインしたといった都市伝説があるほど、面構成のきれいなモデルであった。

 海外で初めてクルマを運転したのは、1989年、大学3年生の時に1カ月半ほどアメリカ周遊旅行をしている時に訪れたフロリダ州であった。現地で知り合った日本人大学生とドライブに行こうと借りたのが真っ赤な6代目カローラDXであった。当時我が家では同型の1500SEサルーンに乗っていた。運転したアメリカ仕様は1.6リッターエンジンを搭載していた。廉価グレードだったので、SEリミテッドに比べればタコメーターもない簡素な仕様であったが、アメリカ人向けにシートがたっぷりしていたのか(筆者はワイドボディです)、座り心地が良かったのを覚えている。アメリカで、いや海外で初めてステアリングを握ったクルマもカローラというのは何とも運命的でもあった。

※画像はSEリミテッド


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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